単独登山に潜むリスク
およそ50年にわたり、県山岳遭難捜索救助隊として活動する高橋裕二郎さんは、思わぬところにも危険性が潜むといいます。

県山岳遭難捜索救助隊 高橋裕二郎救助隊長:
「沓掛の第二展望台です。実際の登山道と間違えやすい場所があります。道路のように見える道に誤って進んでしまうケースがあります」
また、沢に立ち寄ったり、獣道に入ったりすると、道に迷うおそれがあります。県内で去年発生した遭難では、半数近くが単独登山でした。
県山岳遭難捜索救助隊 高橋裕二郎救助隊長:
「複数人であれば『この道違うんじゃない?』という話ができますが、単独登山では自分の判断だけに頼ることになります」
開けた場所でも、地図やGPS機能のついたアプリで現在地を確認しながら進むことが大切です。

県山岳遭難捜索救助隊 高橋裕二郎救助隊長:
「ちゃんと登山計画を立てて、自分の体力にあった山を選び、楽しく登ってほしいですね」