自民党の西田昌司参院議員がひめゆりの塔をめぐり「歴史の書き換え」などと発言した問題について、県議団は29日、自民党の森山幹事長に対し今月16日に可決した抗議決議を手渡しました。

西田氏の発言に対し県議会は今月16日、発言の謝罪・撤回や厳格な処分を求める抗議決議を賛成多数で可決しています。

県議会代表団は29日、東京の自民党本部に森山裕幹事長を訪ね、可決した抗議決議を手渡し、直接抗議しました。

▼山内末子県議
「沖縄県議会の中でも(過去に)やったことがない決議の要請。沖縄だけでなく全国でも戦争を二度としないために実相に向き合うことを一緒に考えていただきたい。そのきっかけになるような決議書だと思う」

県議団によりますと抗議決議を受け取った森山幹事長は「あってはならない発言だった」などと述べ謝罪したということです。

県議団はその後、西田議員にも抗議決議を手交する予定で面談を申し入れていましたが、西田議員本人から「日程の都合がつかない」と返答があり、面談には応じず秘書による代理対応となりました。