自民党の西田参議院議員の沖縄戦に関する一連の発言について自民党の森山幹事長は「不正確な認識による発言だった」として謝罪の意を示しました。

▼自民党・森山裕 幹事長
「西田参議院議員の不正確な認識による発言で、沖縄県民のみな様のお気持ちを害してしまいましたこと」「党を代表してお詫びを申し上げる次第であります」

那覇市内で28日、港湾や運輸団体の会合に出席した自民党の森山裕幹事長は、挨拶の冒頭で西田昌司参院議員の発言に触れ謝罪の意を示しました。

西田議員はひめゆりの塔の展示などを「歴史の書き換え」とした自身の発言を謝罪・撤回したものの、県内では沖縄戦について「かなりむちゃくちゃな教育をしている」などと述べたことについては「間違っていなかった」と主張しています。

森山幹事長は同郷の政治家で沖縄開発庁初代長官だった山中貞則氏が「先の大戦は大変な戦争だったが、沖縄は格別だった」「沖縄のことはどんなことをして差し上げてもやりすぎることはない」と語っていたというエピソードに触れ、「政治の師匠の教えをしっかり守っていきたい」と強調しました。