大分県国東市の特産品オリーブの白く小さな花が咲きはじめ、初夏の空にさわやかな彩りを添えています。

2008年からオリーブの産地化が始まった国東市は瀬戸内海に面し日照時間が長いことなどから、栽培条件に恵まれています。

国東産のオリーブはフルーティーでまろやかな味が特徴、現在31軒の農家が栽培しています。このうち国東町にある国東クリーブガーデンでは国内最大級の38ヘクタールにおよそ4500本のオリーブが植えられています。

今年は気温が低く雨が少なかったことから、ようやく今週から花が咲き始め現在は3分咲きです。農園では去年およそ6トンの実が収穫されたということです。

(国東クリーブガーデン・光武慎司さん)「オリーブの花はキンモクセイの仲間で園内でも開花時期を迎えているのでキンモクセイのような甘酸っぱい香りがしている」

花の見ごろは5月末ごろまで続きそうです。オリーブは9月下旬から収穫され、新漬けやオイルに加工されます。