「ブランド米と、古米、古古米、そして古古古米、これが同じ価値があるものではありません」

前原共同代表
下げることを目的にされてるわけですね、これ備蓄米を2000円で。ちゃんと下がって、下がった形で一元化されますかということを聞いてるわけです。

小泉農水大臣
これはブランド米と、古米、古古米、そして古古古米、これが同じ価値があるものではありませんので、全くの別のものを世の中に出しているという理解をしていただければと思います。今、既に備蓄米として、3回までの流しているものは、古米でありますよね。そして令和4年産の今回私が随意契約で、来週から店頭に並ぶものは、これは古古古米になります。そして、これからの随意契約で、令和3年産の10万トンの1800円のものについては、さらに前ですから、古古古古米、ということになります。ですので、ここはなかなかここまで世の中に、米の話題が出るまでは余り意識されなかったものだとは思いますが、別のものを、出しているということで、そもそもこの二重かどうかっていう、これを一つにすべきだっていうことではないと。ただ、世の中の中に、なかった選択肢を提供することによって、消費者の皆さんの安く買いたい、そういった方に対しても選択肢を増やしていくことで、結果、余りにも高止まりしている平均の4200円というものが落ちついていく、そういうマーケットの状況をつくりたいというのは、思いとして事実であります。

前原共同代表
いやそこを伺いたかったんですよ。だから4200円のものが落ちつきますかと本当に。これ、30万tで4.6%でしょ。年間消費量が700万トンで、これを出してもっぺん出せると。91万トンで残ってるものは。それで本当に落ちつきますかということ。これ、私は評価をしてるけども、結果責任を問われるわけですよ。

そこで分析してもらいたいのが、この2枚目の表なんですけども、この流通で見るとですね、もうあわせて示しといいますと、もう質問時間が来ますので、この卸のところの二つの業者、木徳神糧、ヤマタネ、ここの株価物すごく上がってるんですよ。この1年間で、倍以上になってるんすよ。そして、倍以上になっていて、小泉大臣が出現をしてですね、なられて、そして若干下がったんですけども、高止まりをしたままなんです。

つまりどういうことかというと…出現・出現、失言じゃない。出現、失言はされてない。大臣にになられたという。それほど下がったんだけども下がってないんです。ということはマーケットは、卸に滞留をしていて卸がもうかる。だから株価が2倍以上になる。そして、小泉大臣が出現されて、若干下がった。出現、されて若干下がったけど高止まりをしている。

つまりは、この流通の在り方そのものを見直さなければですね、先ほど4200円というものを落ちつかせていく。国民が望んでいるのは、短期的に2000円のものを出してもらうだけじゃないんですよ。米の価格を下げてくれということを願ってるわけですよ。つまりは、短期的なことじゃなくて長期的な、こういう物流の見直しっていうものをしなきゃいけないということになると、この卸の部分と、そしていまだに農協にですね、JA系に4割も納めているというところを見直すことが大事なんだと思われませんか。

小泉農水大臣
農家の皆さんからすれば高く買ってくれるところに下ろしたいっていう、買ってもらいたいっていうことはあると思います。一方で、今回示されたこの流通の在り方を見てもですね、お米の流通に対して問題意識を持っている方々は非常に多い。小売りの方の中にも、今回私も、様々コミュニケーションする中で、ほかの食料品と比べて、米の流通は複雑怪奇だと。そういうふうに指摘をされる方が、結構いらっしゃいます。それが何を意味しているのかを、よく分析をする必要があると思っているので、この委員会でも可決をされました、食糧システム全体の中で適正なコストとは何なのか、これが今後参議院で可決した暁には法律になりますが、そういったことも含めてよく流通の透明化、適正化、ここに何ができるかは検討材料の一つであることは間違いないと思います。

前原共同代表
適正化だけ、透明化だけじゃなくて、やっぱり流通の在り方を変えることが、米の価格を変える一つの大きな要因になると。それだけ、決意を示してください。

小泉農水大臣
問題があるとしたら、変えていくのは当然のことだと思っております。

前原共同代表
終わります。ありがとうございました。