設立当初は「支援物資の配布」

ホームページによりますと、一般社団法人の「宮城復興支援センター」は、東日本大震災が発生した3日後、2011年3月14日に設立されています。震災直後は、全国から送られてきた支援物資を被災地に届ける活動をしていました。その後、2012年頃からイングリッシュキャンプを始めたと見られます。

「なぜ復興支援団体が英語のキャンプを実施するのか」素朴な疑問が湧きますが、tbcが入手した資料によると、もともとは被災した子ども達の心のケアを目的にキャンプを始めたといいます。その後は「全国への支援の御礼」「世界は広いと知ってもらう」「防災の話をして風化防止につなげる」ことなどを理由に全国の小学生を対象に各地でキャンプイベントを企画してきました。おととし=2023年までは目立ったトラブルはなく、保護者によりますと、参加した子どもたちもイベントを楽しみ、リピーターも多かったといいます。

子どもがキャンプに参加した保護者:
「当日、同じグループになった人に目標を発表するとか、いろんな国の人たちとの交流もありプログラムや内容は良かったと思う」

しかし、昨年度から前述したような未払いや未返金を繰り返し、金銭トラブルが表面化するようになりました。いったい何があったのでしょうか。