大分県内の農林水産物の輸出額が昨年度、57億円を超え、9年連続で過去最高となりました。

県によりますと、昨年度、県内の農林水産物の輸出額はおよそ57.9億円でした。これは前年度より9億7千万円あまり増加し、9年連続で過去最高を更新しました。

品目別では、牛肉が前年から25%増加となる6億9900万円で、台湾やアメリカとの取り引きだったということです。養殖ブリは14億1300万円と前年比17%増加。丸太は24億7300万円で24%増えています。

県は「日本食ブームや円安の影響で外食需要が堅調に推移し、過去最高額につながった」と分析しています。

今年度については、今のところアメリカの関税措置による大きな影響はないものの、県は「今後の動向を注視していく」としています。