斎藤知事「指示をしたという認識は全くない」「県政をしっかり前に進めていく」

 第三者委員会に情報漏えいの指示を出した可能性が高いとされた斎藤知事。27日午後、次のように述べました。

 「総務部長という要職にあった県職員が、懲戒処分に該当するという状況になりました。県民の皆さんの信頼を損なうものであります。組織の長として、誠に申し訳なく思っておりまして、深く県民の皆さんにお詫びを申し上げたいと思っております。2つの委員会の調査結果が出まして、県保有情報が漏えいしたことについて、保有文書を適正に管理すべき立場にある県として、元県民局長とそのご家族、そして関係者にご迷惑をおかけしたこと、さらには県民の皆さんに多大なご心配をおかけしたということを、改めてお詫びを申し上げたいと思っております。今後このようなことが起こらないように、改めて職員に対して情報管理の徹底を図っていくということで、県民の皆さんの信頼回復に努めていきたいというふうに考えております」

 「私が漏えいについての指示をしたという可能性があるということも、指摘を委員会の方からされておりますけども、私としては改めて、漏えいに関する指示はしていないという認識に変わりありません。指示をしたという認識は全くございません。改めてお伝えをしておきたいというふうに思っております。ただ、県民の皆さんの信頼を損なうという状況にもなりました。組織の長として、誠に申し訳なく思っております。改めて皆さまにお詫びを申し上げたいというふうに思っております」

 「今回の漏えいという事態が発生したということを踏まえて、私自身も組織の長として深く責任を感じております。今後、自らの処分についても検討してまいりたいというふうに考えています。(自身の処分内容は)具体的にはこれから検討になりますけど、給与のいわゆるカットというものも含めて検討していきたいというふうに思っています」

 辞職する考えがあるか問われると…

 「私の責任の取り方としては、やはり県民の皆さんに対して県政をしっかり前に進めていくということが、私の大事な役割だと思っています。県政を前に進めていくために、県民の皆さんにご理解そして信頼回復についても務めを果たしていきたいというふうに考えています」