年々増える“国の借金”をどう考える?

 一方で、普通国債残高が1105兆円(2024年度末)という現状を考えると、税収の上振れ分で賄う余裕はないのでは?という見解も聞かれます。これについて橋下氏は、「約1100兆円はそのまま国の借金ではなく、半分は日銀が持っている」と述べ、「いろんな議論があるが、日銀が持つということは1100兆円の借金がそのままの借金じゃないという点も考える必要がある」と主張します。

 (橋下徹氏)「大阪府がどれだけ借金を抱え込めるか1年間研究したときに、結局結論は出ず。国の借金もどこまで負えるのかは理論値は多分出てこなくて市場が判断する。借金をどんどん増やせばいいわけじゃないけど、これ(赤字国債の現状)だけを見て危ない危ないっていうのは冷静にならないといけないかなと思います」