毛に毒が含まれ、触れると皮膚炎などを引き起こす恐れのあるマイマイガの幼虫が、北海道各地で大量に発生しています。
◆当麻町の施設で駆除のため一時利用中止
上川地方の当麻町にある「とうまスポーツランド」のキャンプ場トイレやバーベキューハウスの壁などに、12日ごろから体長1ミリほどの幼虫が大量に現れました。
施設を運営するとうま振興公社は、施設の営業を一時休止し、殺虫剤をまいて駆除。
担当者は「周辺の自治体で広く発生していると聞いている」と話し、さらなる幼虫の出現に警戒を強めています。
◆2014年札幌中心部で大量発生
札幌市の繁華街ススキノや狸小路商店街では、2014年に大量発生しました。
当時のVTRには、大きさが3センチから10センチほどのマイマイガの成虫が街路灯や看板に群がる様子が記録されています。
住宅や店舗の壁に卵を産みつけられる被害も多発し、専門の業者が慎重に卵をそぎ落とし駆除していました。