◆カツカレー3200円…物価高騰イメージを地元は払拭へ

ニセコエリアには、別の悩みも。

海外の富裕層相手についた、物価高騰のイメージです。

・中尾大輔ディレクター
「見てください、カツカレーが3200円です‥」


「物が高い」との印象から日本人観光客に敬遠されかねないイメージを払拭しようと、観光協会が打ち出したのが、ニセコ町版のカレーライス物価指数です。

ニセコ町内で購入できる具材などで試算すると、ニセコ町のカレーライスは375円。

全国平均より50円ほど安いとアピールします。

23日、ニセコ町内のスーパーをのぞくと玉ねぎ3つが268円。

物価は、道内の他の地域と変わらない印象です。

・Aコープようていニセコ店 戸澤卓也店長
「インバウンドで来られる方々とまたちょっと違うので、そこのギャップが現れているのかな」


・ニセコ町商工担当課 米田舜係長
「あたかもニセコが全部物価が高いというふうに捉えられがちなので、そうではないんです。あくまで普通に我々は暮らせているんですよと」

「バブル」に翻弄される観光地・ニセコ。華やかさの一方で不透明さを増しています。

【この記事の画像を見る】
【関連記事】
・天ぷらそば3,500円!異常な物価高騰“ニセコバブル”から1年…マチに驚きの変化 地元住民の新たな取り組みとは
・“ニセコバブル”に沸く一方で訪問介護事業所が突然閉鎖…北海道のリゾート地で巻き起こる大問題“介護サービスが受けられない”事態も いずれ日本全体に及ぶ危機感を専門家が指摘