21日午後、札幌市白石区の歩道で、75歳の男に顔面を殴られ、意識不明の重体だった69歳の男性が搬送先の病院で死亡しました。

札幌市清田区のタクシー運転手、近江保夫容疑者(75)は21日、札幌市白石区栄通12丁目の歩道で、札幌市北区の岡本幹男さん(69)の顔面を殴り、けがをさせた疑いで23日検察庁に身柄を送られました。

赤信号で停車中に岡本幹男さん(69)の顔面を殴打

 岡本さんは、後頭部を強く打つなどして意識不明の重体で、病院で治療を受けていましたが、23日死亡が確認されました。

警察によりますと、2人は当時、それぞれ車を運転していて何らかのトラブルになり、近江容疑者は赤信号で停車中に車を降りて犯行に及んだということです。

近江容疑者は、勤務時間外でした。

近江容疑者「一発ヒットして相手の男が倒れた」

 取り調べに対し、近江容疑者は「一発ヒットして相手の男が倒れた」と話し、容疑を認めているということです。

事件の経緯を調べている札幌白石警察署

 警察は、岡本さんの遺体を司法解剖して死因を特定するとともに、トラブルの経緯など当時の状況を調べています。

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