22日は、宮崎県内各地で最高気温が30℃以上となる真夏日となりました。
こうした中、綾町で校外学習を行っていた中学生8人が、熱中症とみられる症状で体調不良を訴え、病院に運ばれました。

消防によりますと、22日午後2時40分ごろ、綾中学校から「校外学習の農作業中に複数の生徒が熱中症の症状を訴えている」と通報がありました。


綾中学校では、22日、1年生およそ70人が朝から校外学習を行っていて、午前中は綾ユネスコエコパークセンターや綾の照葉大吊橋を巡ったあと、午後は綾町内の農園に移動。

農園でごぼう掘りを体験した直後に2人が、その後、7人が体調不良を訴え、頭痛や吐き気、それに、手足のしびれがみられたことから、119番通報したということです。

このうち、8人が病院に搬送されましたが、全員、意識はあるということです。


(綾中学校 黒木弘恵教頭)
「朝の暑さ指数も測っていて万全の対策をと思ってはいたんですけど、まだ現地の状況とかも把握が、まだ足りなかったという反省はあります」


綾町に気象台の観測地点はありませんが、22日の各地の最高気温は、宮崎市で30.7℃、西都市で31.5℃の真夏日となっていました。