山あいにある“村唯一の事業所” 離れて暮らす利用者家族が安心できる存在
京都府南部の山あいに位置する南山城村。65歳以上の高齢者が過半数を占めていますが、訪問介護の事業所は村に1つしかありません。
(ホームヘルパー 石川洋子さん(61))「こんにちは。お世話になります。お風呂のほうを先に掃除してくるわな」
この事業所『南山城村社会福祉協議会』では、8人で村に住む30人の高齢者の訪問介護を行っています。ヘルパーの存在が、離れて暮らす家族の安心につながっています。
(木津川市在住 利用者の息子)「実際ここで住むとなると、なかなか仕事を持ってここにいるのは厳しい。ヘルパーさんが来てくれなかったら、もっと落ち込んでいると思います。うまいこと気持ちが保てています」
(利用者(94))「訪ねてもらってお話を聞かせてもらって、それが楽しみです。誰も遊ぶようなお年寄りもいなくなって、人が近所にいない」