宿泊施設の要望に応え「オーダーメイド」
MIKATA事業部の工場では【1年間で1000種類を超えるレシピ】を作成し、これまで作ったレシピは7000種類にも及ぶが、選ばれる理由は本格料理人によるレシピの豊富さだけではない。

『エア・ウォーターアグリ&フーズ MIKATA事業部』前川事業部長:
「ホテルの料理人は、それぞれ皆さん自分の味を持っている。それをどう再現するかというのはなかなか難しい部分がある。【オーダーメイド】というところで、ここはそれが実現できる工場」
ホテル側が求める冷凍食品を製造するために入念な打ち合わせを行い、宿泊施設から細かな要望を聞き取り商品に反映させているのだ。
▼「濃い目のソースを使いたい」という要望⇒食品自体の味付けを薄めに
▼「大皿に料理を盛り付けたい」⇒1食分のボリュームを調整など

先ほどの札幌グランドホテルでも試食とリクエストを繰り返し、完成までに2~3か月、長いと半年かかることもあるという。
『札幌グランドホテル』伊藤総料理長:
「例えば工場で作ってもらう場合はロット数(製造数量)が多い。要するに4000個5000個、下手したら1万個とか言われる。MIKATAはある程度その宴会で使う使用
量で、いろいろリクエストに応えてくれる。こういうところは本当に他ではないのではないか」