「プロのシェフが使いたくなる」冷凍食品

札幌グランドホテルの冷凍食品を手掛けているのは、『エア・ウォーターアグリ&フーズ MIKATA事業部』だ。

北海道日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDOがある北広島市に工場を構え、有名ホテルから個人経営の旅館まで“全国約800の事業者”に冷凍食品を納入している。

色鮮やかなパイ包み料理やトロトロの豚の角煮、トリュフの香りのチキンロースト。

イカ・海老‧たけのこ‧椎茸‧鶏肉の5種類の具材が入った「海鮮五目塩炒め」は、特製の塩だれベースのソースと一緒に真空パックし、冷凍して出荷。
調理は袋のまま湯せんし皿に盛り付けるだけで、ホテルのバイキングで重宝されているという。

前川健剛事業部長:
「私共の強みとして、一番は“プロのシェフに使っていただく”というクオリティ

その“プロのシェフが使いたくなる”秘密は、工場にあるという。

まずは、【従業員】にある特徴が。
中華鍋を豪快に振っているのは、「中華料理歴30年以上」の料理人。
洗練された手つきで魚をさばくのは、「和食歴20年」の料理人だ。

工場では200人以上が働いているが、その中には和洋中はもちろんインド料理やデザートまで【専属のベテラン料理人】が20人在籍している。

洋食一筋30年・草野信二さん:
「この工場の前はホテルで15年ぐらい。ホテルを出てレストランを2年ぐらい。ここが一番⻑い」

中華料理歴30年以上・林 哲也さん:
「ホテルにいた時代が⻑いので、客がどんなものを欲しいとかそういうのはためになっている」