「私はコメを買ったことがない」などと発言した宮崎県選出の江藤拓農林水産大臣が、20日、「『売るほどある』は宮崎弁的な言い方」などと釈明しました。
一連の発言をめぐり県民からは厳しい声が上がっています。

コメの高騰が続く中、「私はコメを買ったことがない」「家には売るほどある」などの発言で釈明に追われる県選出の江藤拓農林水産大臣。

20日の参議院農林水産委員会では次のように発言しました。

(江藤拓農林水産大臣)
「宮崎はですね、たくさんいただくとですね、『売るほどある』というふうによく言うんですよ。ですから、宮崎弁的な言い方でもあった」


(立憲民主党 田名部匡代参院議員)
「どこがうけると思ったんですか?」
(江藤拓農林水産大臣)
「確かにうける話じゃないですよね。全くピント外れだったと思います」

この発言に県民は・・・

(県民は)
「宮崎県では(売るほどあるが方言)になっていると言いましたね、それはないと思う。宮崎県民自体が悪いように見られる、自分だけで責任取らないといけないだろう」
「いいえ、方言じゃないです、ぜんぜん。なんであんなバカなこというのかな?一般市民の感覚からかけはなれてるなって」

また、発端となった「コメを買ったことがない」「売るほどある」という発言についても、改めて怒りの声が多く聞かれました。

(県民)
「困っているからコメで、だから今の時期に言うのは不適切」
「『売るほどある』というのは言葉の選び方がおかしい」

19日、発表された今月11日までの1週間の全国のスーパーでのコメの平均価格は、前の週より54円上がって4268円となり、最高値を更新しました。

コメの価格高騰とともに、大臣の対応にも県民の不満がたまっています。