身近な場所に自生…速やかに通報を

5月16日、大分県薬務室の職員が現地を訪問。「アツミゲシ」のほか、真っ赤な花を咲かせていた「ケシ」も確認され、計30本を除去しました。

県薬務室 高橋尚敬さん:
「今回は意図的な栽培ではなく、種子が風や鳥のフンなどに付着して拡散し、自生したものと考えられます」

違法なケシは4月下旬から花を咲かせ、6月下旬には種子をつけます。大分県内では去年、1万7000本あまりが除去されました。また、違法と気づかずに収穫し、ポピーの種として小売店に持ち込まれるケースもあるということです。

県薬務室 高橋尚敬さん:
「違法なケシは、茎を巻き込むような形で葉っぱが生えています。葉の切れ込みも浅くて先端がギザギザしているのが特徴です。不正なケシではないかと思ったら最寄りの保健所、または県薬務室に相談してほしい」

アヘンなどの麻薬原料となるケシ。私たちの身近な場所に生えている可能性があり、疑わしい植物を見つけたら速やかに通報することが大切です。