大分市の住宅街で5月上旬、いつもの配達ルートを巡っていた宅配ドライバーが麻薬の原料となる「アツミゲシ」を偶然見つけました。

警察から『本物です』

発見したのは、運送会社に勤める柴田洋志さん(37)。配達中、彼の目に飛び込んできたのは、見慣れない奇妙な植物でした。

柴田さん:
「つぼみがぷっくりして、ちょっと気持ち悪いなと…。あまり見ない花だったので」

柴田さんは前日、ニュースで「アツミゲシ」の映像を目にしていました。あへん法により栽培が禁止されていて、その植物が、なぜか住宅街の一角に自生していたのです。

柴田さん:
「テレビで見て、こんな植物もあるんだなと知りました。そして翌日の配達中、なんか見覚えがあるなと思って写真を撮りました」

発見後、柴田さんはインターネットで調べ「アツミゲシ」だと確信。すぐに警察へ通報しました。

柴田さん:
「警察から『本物ですね』と言われました。『人の家の敷地なので勝手には摘めないから連絡を取って後日処理します』という感じでした。本当にまさかここにっていう感じですよね。結構びっくりしました」