今後の展開について「委任状争奪戦のようなフジ案VSダルトン案の二者択一ではない」
Q:今後、委任状争奪戦になる可能性が高いですか?
菊岡稔氏
「二者択一、ダルトン案というのがあって、会社案というのがあるわけではなく、取締役候補というのは全員独立していて、フジが提案しているAという人と、ダルトンが提案しているBという人は、それぞれ1人ずつイエスかノーかを株主がおっしゃるので、1人1人について極端に言えばある株主は、フジ側のAさんという人も、ダルトン側のBさんという人もどちらも賛同するかもしれないし、ですから、二者択一じゃないんですよね。 私はダルトンに推薦されてるけど、ダルトンに所属しているメンバーではない。ダルトンさんがフジの改革のために主張していることに一定程度賛同しつつ、ただ、どうしたら自分が今までやってきたことのスキルセットや経験を、会社を良くするために役に立てることができるんじゃないかと思って、候補になることについての依頼を受け入れたわけです。今回フジ側が反対したからといって、何一つ変わることはなく、引き続き株主候補として残るのであれば、選任されるべく、自分なりの活動もするし、選任されたら、その責務を独立した立場で担っていきたいというふうに思っております」