偶然か意図的か…入鹿池への墜落
今回、2名の若い乗員の目には何が見えたのでしょうか。進行方向には住宅街に加え、観光地であり歴史的建造物も多く存在する博物館明治村がありました。乗員はこれらの状況を認識できていたのでしょうか。
次に2つ目の目撃証言である「機体がくるくると回転しながら機首から突っ込んだ」という状況について、河野氏は「機体を制御できないほどの緊急事態であり、入鹿池を選択する余裕はなかった可能性もある」と指摘しました。愛知県内の空域に詳しいベテランの現役パイロットは、「地上から見ると入鹿池は大きく見えるが、上空からは小さく見える。今回の墜落は偶然ではなく、意図的に入鹿池へ機体を向かわせたのではないか」との見解を示しました。

