〈大相撲夏場所 6日目・16日 東京・両国国技館〉

“夏場所”5日目の取組では、鋭く当たっていったものの東前頭二枚目の阿炎(31=錣山)が崩れることはなく、その後に強烈な突きが炸裂。「突き落とし」で敗れ、無念の2連敗を喫した東前頭四枚目の尊富士(26=伊勢ヶ濱)は、にやりと苦虫を噛みました。

今夏場所も前半戦が終わりに差し掛かるなか、6日目は「白星」をあげることができるのか。今日の取組にも注目が集まります。

尊富士の相手となったのは、同じく3勝2敗で年齢も近い西大関の琴櫻(27=佐渡ヶ嶽)です。今日は尊富士が“ライバル”大の里から「力水」を受け取り、土俵に立ちました。

立ち合いは、やはり尊富士が低い姿勢から素早く動いて、琴桜に鋭く当たっていきます。これを受け止める琴櫻は投げにいきますが、すかさず尊富士も少々強引ながら上手投げで応戦します。しかし、琴櫻が倒れず。その後、琴櫻が「寄り倒し」で尊富士をやぶりました。

尊富士はこれで3勝3敗です。

明日7日目は相撲ファンが毎場所注目する『大一番』となりそうです。
尊富士の相手は“ライバル”で、今場所は綱取りを目指している東大関の大の里(24=二所ノ関)。

大相撲の新時代を担うと期待されている2人の大一番の勝敗はいかに…!?

【基本情報】
尊富士 弥輝也(たけるふじ・みきや)は青森県五所川原市出身の26歳。
木造中学-鳥取城北高-日大を経て伊勢ヶ濱部屋に入門。

【尊富士の夏場所2025の取組結果】
初日  平戸海 〇 突き落とし
二日目 宇良  〇 押し出し
三日目 一山本 〇 押し出し
四日目 若隆景 ● 寄り切り
五日目 阿炎  ● 突き落とし
六日目 琴櫻  ● 寄り倒し