青森県内各地で田植えの時期を迎えるなか、五所川原市の高校では、恒例の全校田植え競技会が開かれ、生徒たちが泥だらけになりながら昔ながらの手植えの技量を競いました。
五所川原農林高校の全校田植え競技会には、生徒280人が参加しました。
競技会では、10アールの水田に「はれわたり」の苗を植えます。生徒は4つのグループに分かれますが、高校生活最後の挑戦となる3年生の女子生徒は、豊作を祈る早乙女姿で奮闘します。
植え付けの本数や正確性、仕上がり具合が審査される競技会のため、序盤は丁寧に苗を植えていきますが、終盤になると泥だらけになる生徒が相次ぎました。
生徒は
「これ(泥だらけになること)は、五農の伝統です。去年は控えめだったので、今年ははじけようかなって。来年はもっとダイブする」
水路を背泳ぎする生徒は
「最高にいい気分ですね。田植えという名の“泥んこ祭り”です。続きいかしてもらいます」
15日に植えた苗は、出来秋を迎える9月下旬に全校稲刈り大会で収穫する予定です。