この日、朝食を済ませたあと、孫に見送られて向かったのは…雨のシーズンを前に川内川で行われた訓練です。

宮里さんは先月、薩摩川内市の消防団長に任命され、1139人の団員を率いることになりました。消防団員は非常勤の公務員で、災害時の避難誘導や地域の見回り、消火活動などにあたります。

ピアノ講師と消防団という、異色の組み合わせが生まれたのは2002年。女性団員を増やしたいという知人に誘われたのがきっかけでした。
(宮里英子さん)「男性社会の中でどこにいっても男性だけ。世間の目は『女性が消防団』というのは『経験が少ない』と言う声が聞こえると、くじけそうになった」

火災現場での消火活動のほか、防災教育や救命講習を続け、2019年からは副団長に。去年、当時の団長に薦められ、後任に就きました。
(宮里英子さん)「男、女関係ないから頑張れという声をたくさんもらった」














