雨のシーズンを前に、鹿児島市消防局は15日、竜ケ水地区などで住民を避難させる手順を確認しました。

訓練は鹿児島市消防局が毎年続けているもので、15日は、大雨で国道10号沿いの竜ケ水など5つの地区に住む41世帯70人に避難指示が出された想定で行われました。

消防が高齢者宅などを訪ね、避難誘導の手順などを確認しました。

国道10号では1993年の8・6豪雨災害で、がけ崩れなどで20人が亡くなりました。去年8月には台風10号の接近で国道10号が通行止めとなり、4世帯5人が指定避難場所に避難しました。

(三船病院に勤務)「(大雨が)来たらやはり流される可能性はあるのでは、それは不安」

(愛知から移住)「避難警報が出る前の事前準備が大事になってくるのでは」

(鹿児島市中央消防署 藤崎勉主幹)「早めの避難、早めの情報収集を心がけて、梅雨前に対策をとっていただきたい」

九州南部の平年の梅雨入りは5月30日ごろです。