カメムシが「多い」「やや多い」エリアはどこ?

それによりますと、果樹カメムシ類の発生について
・「多い」…東海地方(岐阜・静岡・愛知・三重)
・「やや多い」…北東北地方(青森・岩手・秋田)
       …南関東地方(埼玉・千葉・東京・神奈川)
と予想されるということです。

【画像③】

山林等の越冬場所から離脱したカメムシの成虫は、春の気温の上昇とともに餌を求めて移動し、果樹全般を加害します。

農林水産省では、都道府県の発表する「発生予察情報」等を参考にしつつ、果樹園内の観察をきめ細かく行い、飛来が認められた場合は、飛来初期から防除を実施するよう呼び掛けています。

「夏、暑くなったりエサが増えたりすると…」

ちなみに、私たちの放送エリア、岡山県・香川県では、どのくらい発生するのでしょうか?

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(東洋産業 大野竜徳さん)
「今の段階でのカメムシの数というのは、『少なめ』というのが岡山の状況です」

こう話すのは、害虫防除の会社に勤務する大野竜徳さんです。例年に比べて今の時期は少ないとの事ですが、今年の秋シーズンはどうなるのでしょうか?

(東洋産業 大野竜徳さん)
「実際に今は少ないです」

「ですけどこれから夏を迎えて『夏が暑くなったり』『餌が豊富にある状態』であれば、これから秋にかけて増える可能性があります」

【画像⑤】