ノリ漁師も注目「天候関係ないのはメリット」

この日、池谷さんを訪ねてきたのは、熊本県で3代続くノリ漁師の川上さんです。

熊本県のノリ漁師 川上武祐紀さん
「思っとったよりノリやね。僕らで言うと病気が入っているときの水を持ってきて入れたりすると、こっちでも病気になるようなイメージがある」

川上さんは、有明海で長くノリ漁を続ける手段を探している中、池谷さんの存在を知りました。

熊本県のノリ漁師 川上武祐紀さん
「風が吹いたりして船で行けないとかは関係ないんですよね。天候は。そこはメリットがあるのかなと。僕たちは海を残していきたいんでですね。子供たちに残していきたいし、そこの手段は選ばないって感じですね」

池谷裕文さん
「うれしいですねやっぱり。現場にフィードバックされないと研究者なんて意味がないので現場の漁師さんが困っているのをなんとかしたい」

Q技術をみんなに渡していいんですか?

池谷裕文さん
「もう全然オープンソースなので教えられることは教えるし、言えることはどんどん言って技術を転用していただければなと」