修学旅行で大阪・関西万博を訪れることになった宮城県気仙沼市の中学生たちが13日朝、保護者に見送られ学校を出発しました。
修学旅行に出発したのは、気仙沼市立鹿折中学校の3年生49人です。13日朝早く学校に集まり、荷物をバスに積み込んでいきました。

市教育委員会は、大阪・関西万博の開催に合わせ、市内の中学校9校全てで、行き先を東京から大阪方面に変更しました。旅費が増えた分は、「ふるさと納税」を活用し1人あたり4万円を補助します。

生徒:
「最先端の科学は難しくて分からないが、パビリオンを見学して知らないことを吸収したい」

生徒:「『未来の都市』のパビリオンに行きます。他の抽選に落ちたので、当日予約で見学したい」

保護者:
「各国の展示施設や友達と楽しんで学んで来てほしい」
生徒たちはバスと新幹線を乗り継ぎ13日大阪市内に到着し、14日、大阪・関西万博の会場を訪れます。
気仙沼市が費用を負担するのは市内の生徒430人分1720万円で、いずれもふるさと納税の寄付金を財源にするということです。県内のほかの自治体では亘理町の荒浜中学校が当初から修学旅行の行き先が関西方面だったため、予定に大阪・関西万博を組み込んだということです。また、公立高校では柴田高校、築館高校、迫桜高校、そして古川支援学校高等部も万博を訪れる予定です。