青森県内に「ツキノワグマ出没警報」が出されるなか、十和田市では4月以降すでに10件の目撃情報が寄せられていて、2024年の春を上回るペースで推移しています。

1頭のツキノワグマが道路にあらわれ、撮影した人を見つめています。

これは11日に十和田市で撮影されたものです。

今野七海 記者
「十和田市奥瀬です。きのうこのあたりでクマの目撃がありました。クマは立ち上がって車を見つめていたということです」

クマが出没したのは十和田市奥瀬の国道102号で、11日午後2時頃、クマ1頭が目撃されました。

クマを目撃した人によりますと、クマは向かってくる様子はなく、車をバックしようとすると、その場から立ち去ったということです。

県内には「ツキノワグマ出没警報」が出されていて、11日までに79件の出没情報が寄せられいます。

県全体と同様、十和田市でも2024年を上回るペースで出没が相次ぎ、すでに4月と5月だけで目撃情報は10件に上ります。

春の山菜採りのシーズンを迎えるなか、県はクマの出没が確認された場所へは近づかないこと、また「子グマ」を見つけた場合は「親グマ」にも注意するよう呼びかけています。