■北海道ラグビーの歴史を変える
日本ラグビーの絶対的リーダー、リーチ・マイケル選手らは14日、母校である札幌山の手高校ラグビー部を支援する法人を立ち上げました。
札幌山の手高校ラグビー部は、全国大会出場22度を誇る花園の常連校。
“シード校撃破”を目標にこれまで幾度となく挑戦してきましたが、いまだシード校を破ったことはありません。

山の手高校が目指す“シード校撃破”は、これまで北海道の高校ラグビーが成し遂げられていない悲願となっているのです。
こうした北海道のラグビーの歴史を変えようと、一般社団法人「山の手ラグビークラブ」が14日に発足しました。
■「山の手ラグビークラブ」とは
この法人はラグビー部総監督の佐藤幹夫さんを代表理事とし、OBのリーチ・マイケル選手らが理事に就任。
企業向けに年会費10万円から会員を募り、個人からも年会費3,000円~9,000円で募集します。
クラブは年間800万円の資金を集め、
・遠征などによる試合機会の創出
・毎年ニセコで行っている夏合宿を事業化し、道外チームを誘致
・部活のみならず、ラグビースクールへの指導や普及活動
・栄養指導や体づくりに関する教育事業
などの事業にあてる計画です。
クラブは「ただの資金集めではなく、『北海道ラグビーを変える』という誰もやってこなかった挑戦への覚悟と情熱に共感してほしい」と呼び掛けています。
なぜ部活の支援を法人が行うのか。
そこには、北海道特有の環境がありました。