豊かな森だけでは生きていけない 多様な環境を必要とする鳥

「強い肉食の動物がいないために、飛ばないということを選択し(進化し)た鳥なんです。森林が必要で、渓流も必要。森のなかで木に登って寝る。にもかかわらず、地面に卵を産む」

「要するに多様な環境を必要とする鳥なんです。そのため、ひとつ環境が変わってしまうだけで生息環境を変えてしまう」

発達した脚(足)は走るための進化

やんばるの森に暮らす “森の住人” のイメージがあるヤンバルクイナにとっては、河川や水辺も生きるために大切な場所。

長嶺獣医師は、「ヤンバルクイナを守るため、多様なやんばるの環境を残さなければいけないということを示すもの」だと、映像の価値を評価しました。

<記者MEMO>
毎年5月10日から16日は「愛鳥週間」。読者のあなたも、身近にいる鳥たちが暮らす環境に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。