「森の住人」のイメージも 実は水浴びが大好きなヤンバルクイナ
やんばるの森の生物たちの保護に長年取り組む「NPO法人どうぶつたちの病院 沖縄」の長嶺隆獣医師は、ヤンバルクイナの “泳ぎ” について、「撮ろうと思って撮れるものではない、貴重な映像だと思う」と話します。
▼長嶺隆 獣医師
「ヤンバルクイナが泳いでいる映像は過去に撮られたことはあり、本邦初ではないが、ヤンバルクイナの貴重な映像として、こういう能力があるよと示す貴重な証拠だと思う」
長嶺獣医師によると、ヤンバルクイナは「水浴び」が大好き。水浴びをよく見かけるという大城さんの話とも一致します。
しかし、泳ぎは得意とは言えないのだそうです。ヤンバルクイナの脚(足)は森の中を走り回るために発達し、カモのような足ひれもありません。
「ほかのクイナの仲間というのは水場があれば生きていける。しかしヤンバルクイナは極めてまれなクイナ類で、水鳥の仲間なのに森林性です。飛ばないクイナとして日本で唯一、世界でも “飛ばないクイナの北限” の鳥として、極めて特殊な鳥と言えます」














