「悲惨な事故が起きないよう活動するのが遺族の責務」

事故から20年となりましたが、大森さんは未だに娘を亡くした傷は癒えないでいると話します。

(大森さん)「今から考えたらはやいね。あっという間にすぎたような感じやね。桜の花みたいに、ぱっと咲いてぱっと散ったような感じ。桜の季節があんまり好きではなくなりましたね」

20年という月日が流れ、活動を始めたころに比べて世間の関心が薄れているように感じるという大森さん。それでも事故を防ぐためには変わらず行動を続けることが必要だと口にします。

(大森さん)「悲惨な事故が起きてほしくないというのが第一で。そういうことが起きないように活動する。それが遺族の責務だと最近は思っている」