青森市にある「あおもり駅前ビーチ」が生物多様性の保全が図られているとして、環境省の「自然共生サイト」に認定され、9日に関係者が宮下宗一郎 知事に報告しました。

9日に宮下知事を訪ねた3者は、4年前から「あおもり駅前ビーチ」で海洋生物のすみかとなるアマモ場周辺を調査し、アマモ類の種まきなど保全活動を行ってきました。

「あおもり駅前ビーチ」は、多様な生物のすみかとして保全されていることが評価され、2025年3月、環境省の生物多様性を認める区域の「自然共生サイト」に選ばれました。

県内では、つがる市の「ベンセ湿原」に次ぐ2番目の認定です。

あおもりみなとクラブ 志田 崇 理事
「自然と一緒にいることが人間にとって重要なのかなと。また、それを作り出すことも重要なので、もっと自然共生サイトに登録できるところを陸奥湾内に広めていければ」

3者は今後も調査を続けた上で、生息できる動植物を増やす活動に取り組むとしています。