新緑が広がる観光シーズンを前に、青森県十和田市の「奥入瀬渓流」では遊歩道沿いにある樹木の安全点検が行われています。

安全点検には県の職員や樹木医らが参加し、7日は石ヶ戸から焼山までの5kmの区間を見て回り、倒木の危険がある木や歩道に落ちてくる可能性のある枯れている枝がないかを確認しました。

点検は9日までの3日間、子ノ口から焼山までの14kmの区間で実施し、危険性が確認された木と枝は5月19日以降に伐採される予定です。

樹木医 岩瀬直樹さん
「雪の量は多かったようですが、倒木は去年に比べると被害が少なかった。枝が落下するとけがをする恐れがあるので、そういうところも見ていきたい」

点検は、2003年に落ちてきた枝が女性に当たって大けがをした事故を受けて、この時期に毎年行われています。