青森県弘前市相馬地区の観光宿泊施設「星と森のロマントピア」について、市は指定管理団体の財務状況が悪化して「運営を継続することは大変困難」という見解を示しました。
「星と森のロマントピア」は、弘前市に合併する前の旧相馬村が1989年に開業し、ホテル・温泉・プール・天文台・バーベキューハウスなどが整備されています。
市によりますと、収益性が低いうえ老朽化で修繕費が膨らみ、指定管理を担う一般財団法人の純資産が昨年度末時点で約2343万円の赤字になったということです。
一般財団法人は法律で、純資産が2期連続で300万円未満の場合、解散となりますが、弘前市は今年度も収支改善が見込めず「運営を継続することは大変困難」という見解を示しました。
実際に解散になった場合、弘前市は直営方式は現実的ではなく、当面は休館として市民により良い形を検討することになるとしています。