
講師・山田照子さん
「スマホやタブレットを持って、インターネットを使うことによって、今まで遭わなかったはずの犯罪被害に遭ったり、逆に加害者になってしまうことがあるんです」
「二十歳になる前に命を落とした子どもたちもいるんです。それこそスマホを使っての誹謗中傷で傷ついて、そこから(薬物を)オーバードーズして、それが原因で命を落としたり」
「そういう子どもたちを出したくない。友達を亡くした子どもたちの涙も、子どもを亡くした保護者の涙も見た」
こう語る山田さん。支援した子どもたちの行動を振り返ると、ある気付きがありました。
スマホによって問題を抱えた子の “共通点”
講師・山田照子さん
「(スマホを使って)誰かに会っていたなとか、個人情報を書いていたなとか。ルール違反、マナー違反していたな。フィルタリングしていなかったなとか。それを箇条書きにして、頭文字見たら “あかいリング” って言葉になったんです」
こうした気づきをもとに、「会わない、書かない、違反しない、フィルタリングをかける」をまとめた標語は、中学校の保健体育の教科書に掲載されました。