能登半島地震で被災した石川県輪島市の漆器店の跡地に、ギャラリーや工房がオープンしました。使われたのは東日本大震災の被災地から贈られた「トレーラーハウス」です。なりわい再建へ新たな一歩を踏み出します。

渡邉百音キャスター「私の後ろにある大きなトレーラー。そして向こうにも。ここは輪島塗の復興を目的とした場所なんです」

輪島市杉平町でトレーラーを活用した「WAJIMANURI VILLAGE」が6日、お披露目されました。

創業200年を超える田谷漆器店の代表を務める田谷昴大さん。2024年の地震で社屋や工房が倒壊しました。

能登半島地震で被害を受けた田谷漆器店の事務所(2024年1月)

田谷漆器店・田谷昴大代表「ここは元々本社社屋があった場所。更地にしてトレーラーハウスを入れた。輪島塗を買いに輪島にたくさんの観光客が来てくれる未来を目指して僕らも前に進んでいきたいなと思い作った」

田谷漆器店 田谷昴大代表

トレーラーの中には輪島塗のギャラリーが。自由に見学が可能で、もちろん購入もできます。

トレーラーは東日本大震災のあと、仮設商店街として利用されていたもので、宮城県石巻市の企業から贈られました。