ゴールデンウイーク最終日の6日、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県山元町の震災遺構には、県内外から大勢の人たちが訪れ震災の教訓を学びました。

山元町の震災遺構、中浜小学校には6日、震災の教訓を学ぼうと県内外から大勢の人たちが訪れました。海岸から400メートルの場所にあるこの学校には、校舎2階の天井付近にまで達するおよそ10メートルの津波が押し寄せ、教室には散乱した机やいすなどが当時のまま残されています。

訪れた人たちは、児童や教職員ら90人が避難した屋根裏倉庫などを見学し、改めて災害の脅威や日頃の備えの大切さを感じていました。

千葉県から訪れた親子:
「実際に体験したことは無かったけど、怖かった。避難経路を確認して、先生の指示に従って避難したい」
「子どもたちが一緒にいないときに行動できるように伝えておかなければいけないと感じた」
埼玉県から来た中学生:
「こういうことが起きたら、こういうことを予防しておこうと、対策をこれから考えなければいけない」

震災遺構、中浜小学校にはゴールデンウイーク後半の5月3日から6日までの4日間で全国から800人以上が訪れたということです。