専門家分析「アメリカの方がすこし急いでいる感じがある」

世界経済や政治の動向に詳しい、野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミストの木内登英氏は、2回目の交渉後の状況について、「日本としては合意はあんまり急いでないんじゃないかなっていう印象があります」と指摘。「アメリカの方が合意を少し急いでる感じがあってですね、やや、日本の交渉力が少し上がってるんじゃないかなっていう印象はありました」と分析しました。

一方、トランプ大統領は強気の姿勢を崩していません。アメリカメディアの取材に対し、「彼らは我々を求めているが、我々は彼らを必要としていない」と強調しました。強気の裏には懸念材料も指摘されています。トランプ氏が就任した後の今年1月から3月までのアメリカのGDP(国内総生産)は、3年ぶりのマイナス成長を記録しました。