日米の関税交渉は2回目が終了。赤沢経済再生担当大臣は「非常に突っ込んだ話ができた」と語りました。要求に対し日本は「米」「大豆トウモロコシ」「車」といった交渉カードを使うのか?
米国内の経済不安や政治日程も絡む中で、「交渉は急がない方が良い」と指摘する専門家もいます。日本の選択肢、そして今後の展望を徹底解説。

赤沢亮正大臣は強調「突っ込んだ話。前進できた」

日本とアメリカの関税措置をめぐる交渉、ワシントンで行われた第2ラウンドの直接交渉は、事前の見込みより長く2時間10分に及びました。赤沢大臣は「可能な限り早期に日米双方にとって利益となるような合意を実現できるよう、率直かつ建設的な議論を行い、前進することができたと考えています」と述べ、交渉が進展したとの認識を示しました。

赤沢大臣によると、相互関税や自動車関税など、いわゆるトランプ関税の見直しを改めて強く求めた上で、日米間の貿易の拡大や非関税措置、経済安全保障面での協力についても具体的に議論したとのことです。今月中旬以降には、閣僚間の協議を集中的に行う方向で一致し、交渉が本格化する見通しです。