「こんな稀有な形のお友達が55年も続く」毎年開く“同窓会”
渡辺さんたちは万博が終わった後、毎年“同窓会”を開いていて、今年は4月下旬に行われました。久しぶりに顔をあわせる仲間たちもいるようです。やはり話題にあがるのは当時のこと。
(足立良子さん)「迷子がすごかったんですね。10人ぐらい案内所の裏に(いて)。お母さまとやっとコンタクトが取れたが、お母さまはそれで安心しちゃって迎えに来ない」
(弥上洋子さん)「こんな稀有な形のお友達が、55年も続くだけでも信じられない。気持ちは一緒なんですね、あの頃と。変わっていない」
当時、英語の通訳を務めていた乾敬子さん(76)は、万博で出会ったフランス人との甘酸っぱい思い出があるようで…
(乾敬子さん)「恋のアバンチュールが楽しめるんじゃないかしらと思って、そのフランス人の方と京都に行きましたけど…そのフランス人のおかたいこと。なぜかといいますと、フランス館の警備担当、ポリスマン(警察官)だったんです。そりゃ、おかたいはずですよね。私のアバンチュールはどこかに消えてしまったんです」