物価高対策として与野党双方が主張する消費税の減税について、「食料品にかかる税率を下げるべきだ」と主張する人が最も多かったことが最新のJNNの世論調査でわかりました。
石破内閣を「支持できる」という人は先月の調査から2.7ポイント上昇し、33.3%でした。一方、「支持できない」という人は4.0ポイント下落し、62.1%でした。
次にアメリカ・トランプ政権の関税措置について、今後の日本政府の交渉に期待するかどうか聞いたところ、▼「期待する」は44%、▼「期待しない」は50%でした。
立憲民主党は先週、選択的夫婦別姓を導入するための法案を国会に提出しましたが、今の国会でなんらかの結論を出すべきか聞いたところ、▼「今の国会で結論を出すべき」は35%、▼「今の国会で結論を出す必要はない」は54%でした。
物価高対策として与野党が消費税の減税を主張していますが、消費税についてどのように考えているか聞いたところ、最も多かったのは「食料品の税率を下げるべき」で35%、次に多かったのが「一律で税率を下げるべき」で27%、「今の税率を維持すべき」は19%でした。
一方、消費税を下げた場合、社会保障の質が低下する不安を感じるかについては、▼「感じる」と答えた人は55%、▼「感じない」は43%でした。
夏の参議院選挙で望ましい結果について、参議院全体で▼「自民と公明の議席が過半数を占める」が39%、▼「今の野党が過半数を占める」が49%でした。
今の時点で投票する場合、比例代表でどの政党、またはどの政党の候補者に投票するか聞いたところ、1位は自民党、2位は国民民主党でした。
参院選で最も重視する政策を聞いたところ、最も多かったのは「減税などの物価高対策」、2位は「少子化対策や子育て支援」、3位は「景気対策」でした。
各党の支持率はご覧の通りです。
【政党支持率】
自民 23.5%(0.4↓)
立憲 5.6%(2.8↓)
維新 4.3%(1.4↑)
公明 4.0%(1.2↑)
国民 10.2%(0.5↓)
共産 2.4%(0.4↑)
れいわ 3.5%(1.1↓)
参政 1.6%(0.7↑)
社民 0.1%(0.2↓)
保守 0.6%(0.2↓)
その他 0.6%(0.1↑)
支持なし 36.7%(3.0↓)
【調査方法】
JNNではコンピュータで無作為に数字を組み合わせ、固定電話と携帯電話両方をかけて行う「RDD方式」を採用しています。
5月3日(土)、4日(日)に全国18歳以上の男女2737人〔固定750人、携帯1987人〕に調査を行い、そのうち37.5%にあたる1026人から有効な回答を得ました。その内訳は固定電話421人、携帯605人でした。
インターネットによる調査は、「その分野に関心がある人」が多く回答する傾向があるため、調査結果には偏りが生じます。より「有権者の縮図」に近づけるためにもJNNでは電話による調査を実施しています。無作為に選んだ方々に対し、機械による自動音声で調査を行うのではなく、調査員が直接聞き取りを行っています。固定電話も年齢層が偏らないよう、お住まいの方から乱数で指定させて頂いたお一人を選んで、質問させて頂いています。
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