◇政府専用機の訓練はメディア初公開
4月9日。政府専用機の訓練はメディア初公開です。
ロードマスターは荷物の管理、重量計算、そしてCA業務もこなします。
6人の新人たちにそれぞれ教官役が付き、教官は乗客役もします。
・教官「ビール頂けますか?」
・特別航空輸送隊 水口遥さん
「ビールですか?かしこまりました…」

突然の声掛けに戸惑う水口さん。 ビールをぎこちなく提供します。
・特別航空輸送隊 水口遥さん
「めっちゃ震えました…」
・教官
「注文は必ず復唱する、大きな声でOK?」
実際の空の上で行われるため、揺れなど地上の訓練とは違います。
自衛隊に入り、初めての接客に苦戦の様子。そこに!
・アナウンス
「シートベルトサインが点灯しました。カートを出しておくには厳しい揺れです」
・特別航空輸送隊 東美羽さん
「乗客の皆様ベルトをお締めください!」
料理のサービス中に突然の大きな揺れが発生。作業を中断して、自分も座席に着かないといけません。
操縦席からもアナウンスが飛んできます。
・アナウンス
「シートベルトサインが消えました」
新人たちに次々と問題が課せられていきます。
・特別航空輸送隊 東美羽さん
「ものすごいスピードでやっているんですけど…、いや難しいです本当に!」
・アナウンス「操縦室よりお知らせします。当機は与圧系統の不具合が発生したため緊急降下を実施しました」
機体に異常が発生というシチュエーションに。
現場の緊張感が一気に高まります。
・特別航空輸送隊 水口遥さん
「ただいま、機体内外に異常がないか確認しております」
・特別航空輸送隊 東美羽さん
「機体内外に損傷を発見された方はお知らせください!」
状況を確認する新人隊員たち。ここで、窓に10センチの亀裂があることを発見。
・特別航空輸送隊 東美羽さん
「風の音は聞こえないです」
・教官
「この方、席移動を。ここに空いている席はないので、アフター(後方)エリアにて調整します」
安全のため乗客を移動させる東さん。後方エリア担当の水口さんに乗客を託します。
冷静に対処する新人たちですが、試練は続きます。