◇機体トラブルにより緊急着陸する想定訓練
・アナウンス
「当機は、先ほど発生した機体の異常により、これ以上の飛行の継続は困難と判断しました。最寄りの○○国際空港に着陸します」
緊急着陸のアナウンス。笑顔が自慢の水口さんの表情も険しくなります。
・特別航空輸送隊 水口遥さん
「ただいまから着陸衝撃から身を守るための衝撃防止姿勢について説明します!」
「この姿勢は、私たちが『頭を下げて!』といった時から『シートベルトを外して!』 というまでとり続けて!」

・アナウンス「着陸30秒前。衝撃姿勢をとれ」
・隊員
「頭を下げて!」
機体は緊急着陸へ。新人たちは乗客に向かい叫び続けます。
・アナウンス
「当機は滑走路に接地。大きな音響とともに衝撃を伴って滑走中。航空機止まらない」
・特別航空輸送隊 水口遥さん
「頭を下げて!」
・アナウンス「滑走路を逸脱して、洋上にて機体完全停止」
・特別航空輸送隊 水口遥さん
「機体停止…大丈夫落ち着いて!着水!着水!シートベルトを外して!」

海の上に停止した航空機。
救命胴衣を着させ、急いで脱出させないといけません。
東さんがいるエリアでは…。
・教官
「このドアダメ!このドア使えない。前を確認して!」
・特別航空輸送隊 水口遥さん
「L4(ドア)OK!脱出!脱出!」
ここで訓練終了。水口さん、少し放心状態です。
・特別航空輸送隊 水口遥さん
「自分だけの命ではなくて、乗客の命も預かっているので、この職に就くと決めた時からしっかりと(気持ちを)切り替えていこうと」
・特別航空輸送隊 東美羽さん
「先輩や同期に情報共有を行って、ミールサービスができたら、より質の高いサービスができたんじゃないかな」
・特別航空輸送隊 松田遥佳さん
「大まかな動きはしっかりと訓練通りできたのかなと思っております。けど、やはり少し手が届かない部分があったりとか、教官に指導を頂いたところがあるので、今後改善できれば」
新人たちの訓練は、今日も続きます。