愛媛県西条市内に住む50代の女性が、SNSで知り合った日本人男性を名乗る人物に親近感を抱いた末、約1080万円相当の暗号資産をだまし取られました。
警察はSNS型ロマンス詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、女性は今年1月ごろ、SNSのDMで知り合い、親近感を抱いた日本人男性を名乗る人物から「投資したら利益が出る」などと持ち掛けられたということです。

2月、指定された投資アプリから2回、計約90万円相当の暗号資産を指定アドレスに送信するとアプリ上で利益を確認、出金手続きを行うと約8000円相当の暗号資産が女性の口座に送信されたということです。

そのため女性はこの人物をさらに信用、3月には4回、計約510万円相当の暗号資産を指定アドレスに送信しました。

その後、利益分を引き出したいと男に伝えたところ、「保証金がいる」などと言われたことから、4月に3回、計約480万円分の暗号資産を送信し、いずれもだまし取られたということです。

警察は、SNSの見知らぬアカウントからDMが届き、暗号資産への投資話を持ちかけられたときは、詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。