今年4月にかけてSNS上で知り合った相手に投資話をもちかけられた、大分県玖珠町の30代男性がおよそ219万円をだまし取られる詐欺被害にあったことがわかりました。
今年3月上旬、30代男性の携帯電話に女性を名乗る人物からLINEで突然メッセージが届きました。やり取りを重ねるうちに男性は恋愛感情を抱くようになり、相手から投資話を持ち掛けられました。
男性が投資する意向を示したところ、株取引の仲介組織と、組織の口座管理担当を名乗る人物を紹介され、投資元金として3回にわたり現金を送金したところ、「収益が出ている」と言われました。
男性が出金したいと話すと「出勤するには手数料がかかる」と要求され、指定された口座に3回にわたって送金し、合わせておよそ219万円をだまし取られました。
男性が所有する口座の金融機関の職員が、高額な振り込みが続いていることに違和感を覚え、4月24日に警察に通報して被害が発覚しました。
警察は、SNSで知り合った相手からの投資話は詐欺を疑い、現金を振り込む前に家族や警察に相談するよう呼びかけています。