2日に広島地裁で開かれた、トラック運転手の男(59)を過失運転致死傷の罪に問う刑事裁判で、検察側が「論告」を実施できず、結審が遅れました。

起訴状によりますと、トラック運転手の男は去年11月、広島市安佐南区で、ブレーキなどを的確に操作せず、ダンプカーを横滑りさせながら対向車線の乗用車に衝突し、乗用車をループ橋から転落させたとされています。

この事故で、乗用車に乗っていた夫婦が死亡したほか、同乗していた娘が後遺症を伴う大けがをしました。

3月に開かれた初公判で、男は起訴内容を認めていました。