裁判は結審する予定だったが...

この日は、証拠調べと被告人質問が行われた後、検察官が意見を述べる「論告」と弁護側が意見を述べる「弁論」が行われ、裁判は結審する予定でした。

しかし、検察側から「被告人質問を踏まえて、後日論告を実施したい」と申入れがありました。

裁判官が「被告人質問には論告に大きく影響する点は無かったと把握している」「若干の変更であれば口頭での通知でも構わない」などと指摘しましたが、検察側は「論告の準備ができていない」と答えました。

2日の裁判は、初公判とは別の検察官が担当。前任者から「可能なら2日に結審」と引き継ぎを受けていたため、論告の準備ができていなかったということです。

弁護側は「今回の被告人質問で弁論の内容に変更はない」としています。

次回の裁判は、8日(木)に開かれます。