高知商業高校の生徒たちが東南アジアの国・ラオスに学校を建設するための資金を高知ラオス会に贈呈しました。

高知商業高校では、1994年から学校建設や生徒の現地訪問などの交流をラオスと行っていて2025年で32年目です。贈呈式には、高知県内でラオスの教育支援などを行う高知ラオス会のメンバーや全校生徒およそ800人が参加しました。高知ラオス会に贈られた学校建設費は114万9935円。県内企業と開発した商品やラオスから直接仕入れた商品を、生徒が文化祭や日曜市などで販売し、1年かけて集めました。

資金はデジタル教育の推進や、現在ある学校のトイレなどの修理費のほか、10校目の学校の建設費にもあてられるということです。

(生徒会長 川渕千夏さん)
「体感したことを、(ラオスを)見ていないお客様に伝えるということで、自分たちが感じた感動とか空気感であるとか、日差しの暖かさとかまで伝わればいいなと。ラオスの子どもたちの未来や笑顔を守り続けられるような活動になっていけばなと思います」

(高知ラオス会 副会長 高知大学 教授 岩佐光広さん)
「具体的にどういうふうにお金が動いていて、その成果が現地・対象としている地域にどういう形で還元されていくのか、その一連のプロセスを見る機会って実はそんなにないと思うんですね。かけがえのない学びの機会になっていると思います」

生徒たちは、8月に実際にラオスを訪れ、交流や調査などを行う予定です。